卒寿・白寿のお祝い — 90歳・99歳の節目に、家族で用意しておきたいこと

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親御さんが90歳や99歳という節目を迎えられるとき、家族としてどんなお祝いをすれば良いか、迷う方もいるかもしれません。特に90代ともなると、ご本人の体調や移動の負担を最優先に考える必要があります。この特別な長寿祝いを、家族みんなで心穏やかに、そして記憶に残るものにするための段取りと、心に残る贈り物の選び方を示します。
卒寿と白寿、それぞれの意味とテーマカラー
卒寿(そつじゅ)は90歳のお祝いです。「卒」の字の略字「卆」が「九十」と読めることに由来します。長寿祝いのテーマカラーは白や紫が一般的です。
白寿(はくじゅ)は99歳のお祝いです。「百」の字から「一」を取ると「白」になることに由来します。テーマカラーはもちろん「白」です。
どちらも90代の大切な節目ですが、ご本人の健康状態は人それぞれです。お祝いの計画は、まずご本人の体調と気持ちを尊重することから始めましょう。
90代の長寿祝い、当日までの準備と段取り
主役(ご本人)の意向確認
まずはご本人に「どんなお祝いをしたいか」を尋ねましょう。大勢で賑やかに過ごしたいのか、少人数でゆっくりしたいのか。外出は可能か、自宅が良いかなど、本人の気持ちが一番大切です。無理なく楽しめる形を探ります。
家族の意見調整
参加する家族の範囲、日程の候補、場所、予算などを話し合います。遠方に住む家族がいる場合は、早めに連絡を取り、オンラインでの参加も視野に入れると良いでしょう。
場所選び
ご本人の移動負担が少ない場所を選びます。
| 場所の選択肢 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 自宅 | 最もリラックスでき、慣れた環境で過ごせる。時間や内容の自由度が高い。 | 準備や片付けの手間がかかる。 |
| レストラン・ホテル | 食事の準備や片付けの負担がなく、特別感を演出できる。 | バリアフリー対応の個室、送迎サービスがあるか確認。 |
時間帯と内容
長時間のイベントは避け、短時間で無理なく楽しめる内容を心がけます。食事と歓談、簡単なプレゼント交換など、ゆったりとした流れが良いでしょう。
当日をスムーズに、心に残るお祝いにするために
体調を最優先に
当日もご本人の体調を常に気にかけましょう。いつでも休めるスペースを確保し、予定より早く切り上げる選択肢も持っておくことが大切です。
食事への配慮
柔らかく食べやすいもの、好みに合わせたメニューを選びます。量も無理のない範囲で提供し、水分補給も忘れず促しましょう。
会話の工夫
昔の思い出話に花を咲かせるのも良いですが、ご本人が疲れないよう、聞き役に回る時間も大切です。昔の写真や動画を見ながら語り合うのも、会話が弾むきっかけになります。
記念撮影
集合写真は、ご本人の負担にならないよう、短時間でサッと済ませる工夫を。座ったままで撮る、無理なポーズは求めないなど配慮しましょう。
90代の節目に贈りたい「思い出を残す」贈り物
この年代のお祝いでは、形に残るモノよりも、心に残る思い出や体験を贈ることが喜ばれる傾向にあります。家族からのメッセージを集めたアルバムや、手作りの記念品なども良いでしょう。
また、ご本人の人生の物語を「声」と「表情」で残す映像サービスも、近年注目されています。人生の節目に、これまで歩んできた道のりを語ってもらい、それを映像として家族に残すことは、何よりの贈り物となるかもしれません。株式会社アキグラが運営するLIFE STORYでは、テレビ番組のディレクター経験を持つプロデューサー中井敦が、ご本人の人生を丁寧に聞き取り、映像にまとめます。ご家族からのご依頼の場合も、撮影・取材はご本人の同意のうえで行いますのでご安心ください。
長寿祝い全般については、長寿祝いの完全ガイドも参考にしてください。また、傘寿のお祝いの考え方は傘寿・80歳のお祝いでも紹介しています。
卒寿や白寿という特別な節目は、ご本人にとってはもちろん、家族にとっても大切な時間です。この機会に、ご家族の歴史を振り返り、感謝の気持ちを伝え、これからの日々を共に楽しむための大切な思い出を一つ増やしてみてはいかがでしょうか。元気なうちに、ご本人の言葉で人生を記録する「親の人生を残す」という選択肢も、ぜひご検討ください。

この記事の監修
中井 敦(LIFE STORYプロデューサー・TVドキュメンタリー出身)
株式会社アキグラ代表。NHK 東日本大震災復興特別番組の中継ディレクターほか、テレビ・YouTube のドキュメンタリー番組のディレクションを担当。プロフィール詳細
※ 本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、医療・法律・税務の専門的な助言ではありません。株式会社アキグラおよび執筆・監修者は、これらの分野の専門資格を有していません。個別のご判断は各分野の専門家にご相談ください。